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zoom RSS 40年代ピアニスト/第22回「G.オールソン、H.グティエレス」

<<   作成日時 : 2012/03/17 12:07   >>

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●『ギャリック・オールソン』1948〜
※参考:「ショパン/前奏曲集・英雄ポロネーズ(75年実演)」

言わずと知れた70年のショパンコンクールの覇者。実演の感想をノートから拾うと「ダイナミクスも大きく変動し、テンポの振幅も大きくいじりまくる。何かの意図があってのことと思われるが、その意図は伝わってこないし、まったく魅力が伴わない。表情に生気のかけらもないし、リズム感もあやふや、これではポロネーズ、不味るか、だ。」となっている。
コンクール後、これほど惨めに失敗した例も少なかろう。よほど信頼のおける筋から、彼は別人になった、という情報を貰わないかぎり二度と聴かないだろう。


●『オラシオ・グティエレス』1948〜
※参考盤:「ブラームス/ピアノ協奏曲第1番」

キューバのピアニスト。キューバのピアニストで名を成したのはレクォーナ以来だろうか。ギターではブローウェルがいるけれど。
どっしりとしたブラームスを聴かせている。円く太い音色で、ズンと弾力のある響き方をする。その弾力が音楽の推進力となっているように思う。一音一音に生命力がさずけられるとともに、前へ前へと勢い付けられている感じなのだ。
いいものを持っていて、聴く楽しみがあるのだけど、大きな曲に立ち向かうにしてはやや興奮性のところがあり、スッと静かに流して欲しいところまで、言いたいことで埋め尽くされて応対に忙しい。グッと抑えて進むことで精神的なポテンシャルが上がっていくということを知らないらしい。
パワーやテクニックではスケールの大きなピアニストのように思えるが、どうも、その場その場で感情が発散してしまう傾向があるように思う。
ツマミ喰いして聴くには適している。

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