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zoom RSS 40年代ピアニスト/第19回「ヴァレリー・アファナシェフ」

<<   作成日時 : 2012/02/18 14:22   >>

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●『ヴァレリー・アファナシェフ』1947〜
※参考盤:「シューベルト/ピアノソナタ第21番」「ムソルグスキー/展覧会の絵」

ロシアの巨匠のように思い込まれているピアニスト。同時に文学者でもあって、しょっちゅう自分の演奏についてテキストを発表して小難しいことを言うので買い被られているところが大きいと思う。それと完全に音楽が止まってしまっている異常に遅いテンポ。それも思い込みを強くさせるのに効果大だったかもしれない。
シューベルトはロッケンハウスの音楽祭のライヴ。元々、構成力の弱い音楽の低回する精神をさらに強く表現しようとしていて、フォルティッシモは完全に制限され、ほとんとがpの世界で終始する。昏迷の世界に突き落とされる演奏。狙い通りに演奏できるという意味では優れた表現者だが、その世界に魅力を感じたことがない。
「展覧会の絵」はそれより遅く91年に録音されたもの。じつに50分近くもかかる。シューベルトの小市民的惑いの世界はまだ掘り下げる意味があるけれど、ムソルグスキー自身の精神世界はともかく、「展覧会」の世界に拡大鏡を当てる意味はまるで感じられない。カップリングの小品に魅力を感じて聴いているけれど、それがなければ端から聴いていなかっただろう。

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